【C103】コピー本を作った。その記録

コミックマーケット103に当選していました。初めてのコミケです。にもかかわらず、予定していた新刊は絶望的。しょうがないので既刊のみの頒布のつもりでした。しかしそれではあまりにもったいない……

そうこうしているうちに12月下旬を迎えたころ、突如として作品のアイディアが降ってきたのです。

なんでいまさら……!

しょうがない、出すか、コピー本……!

下記はコピー本作ったときのもろもろを備忘録的に記したものです。

仕様

思いついたのはマンガのネタでした。ネームに起こしたら6~7ページ。あとがき奥付をつけて8ページ。ちょうど中綴じ本となります。表紙はカラーイラストにしましょう。見栄えが良い。

そうして決まった本の仕様が下記の通り。

  • 仕上がりサイズA5
  • 本文(8ページ分)⇒コンビニプリント
  • 表紙・裏表紙(表2・表3は白紙)⇒プリンタによるカラー印刷(自家生産)
  • 中綴じ
  • 自力でホチキス製本

そうと決まれば原稿の制作です。

原稿作成

マンガはとりあえずiPadのアイビスペイントにてごりごりネームらしき何かを描き、クリスタにて清書します。

あとがき・奥付ページはAffinity Designer(Illustlatorみたいなやつ)にて作成します。

セブンイレブンのコピー機にて「小冊子プリント」を使用する前提でしたので、それに合わせて原稿サイズを決定します。

というかセブンイレブンでは同人活動向けのサイトを用意しており、そちらの需要も想定しているようで、なんとテンプレまで存在しています。ありがたいことです。

本文8ページ分の原稿ができたらpsd形式にて保存、Affinity Publisher(InDesignみたいなやつ)に流し込み、PDF化します。

クリスタEXだったらマンガの扱いが楽だと聞くし、この工程いらないかもしれません

そうなんですか?

なお、Affinity シリーズはAdobeソフトウェア代替として使っています。買い切りなのでAdobe税のようなものがかからず、重宝しています。軽く原稿やるなら買った方が良いかと。

カラー表紙は勝手知ったるA4横サイズにて作成、適当に保存します。

原稿の印刷・製本

表紙は自家プリンタにて印刷するのですが、せっかくの本なので本文(コピー用紙)より厚みを持たせたいもの。今回は下記を使用しました。

厚みもしっかりしており、白くて色再現性もよく、いい感じでした。
フチなし印刷ができればコピー本感が薄れていい感じになります。

本文は前述の通りセブンイレブンの小冊子プリントにて印刷。

製本には定番のホッチくる。ヘッドが90度回転するので優勝。

あとは無心で製本します(が、割と位置合わせが大変)。

できた……!

時に、12月31日、午前3時。

新刊、完成!

やったー

あとがき

出来上がった新刊、「運命のひと?」は、コンテンツの勢いもあり、早々に完売してしまいました。

もう少し作れれば良かったのですが、上記の通り限界ムーブだったためこれ以上は無理でした。後々何か考えたいところです。

おわり。